三日坊主を捲る日々

客観的に自分の思考を眺めた時、果たして何かが理解できるのでしょうか。気軽に何でも気に入ったもの、好きなこと、考えたことを留めていく場にしたい。

Summer Paradise 2017《 風 is I ? 》の歌詞とこどもと風磨くんの想いを勝手にこねくり回す自己満足の話。

今から、相当乗り遅れたSummer Paradise 2017菊池風磨くんソロ公演《風 is I ?》の長ったらしい感想文を書きます。
気付けば勝利ソロ公演さえ終わり(いや毎日行ってたので忙しかったんですよね←)聡マリ公演が始まってしまった昨今、今更感が凄まじいのですが、3年目の今年こそ言葉にして残しておきたいと思ったので、風磨ソロオーラスの翌日からぽちぽち進めてやっと今日終わりました……母ちゃん、ボクついに書いたよふまソロの感想……*1
言葉と物語を大切にする風磨くんが好きなので、言葉の話と流れの話とこどもの話をします。こどもの話をします。*2
既にたくさんの考察が多くの方によってなされているので、私が言う事なんてもう何も無いとは思いつつ、個人の感想として、お暇な方はしばしお付き合いいただければ幸いです。
 
※基本的に、勝手に言葉を拾い上げて勝手に考察しているので、これが恣意的な情報の取捨選択とそれっぽい語り口で自己満のストーリーを生み出すメディアのやり方か…!くらいの気持ちで薄目で読んでください。まし。
 
 
 
 
 
まず、初っ端からの「僕は死んだ」設定。しかも、「10年前の今日」ということは、そういえば「今日」は風磨くんの命日なわけで。
何なの、ボクが死んだ日はハレなの!?と今にして思うけれど、そこは流石に運命的な偶然。そんな偶然を叩き出してしまうのも、風磨くんの先天的なエモさに起因する特殊能力なのかも……
それはさておき、まだまだやりたいことがいっぱいあったのに、若くして命を落としてしまった風磨少年の後悔たっぷりなモノローグから物語が始まる。(正直長かった、例年以上にモノローグが多かった、合間合間の語りがいちいち説明的である、いや理由があってしているのだろうと思うのでそこも含めて今年らしさかな。)
その後悔を無くすために、1日だけ、10年後の姿で「こちら側の世界」に生き返る風磨くん。何だよどんな1日が始まるんだよ! 予想斜め上のこの状況に客はもう必死でしがみついて風磨くんワールドの幕開け!!
 
 

『But…』

ってのっけから否定かよ〜〜〜!!But何なの〜〜〜!?
とぶっちゃけ思ったんですが、自分は「死」の向こう側にいるけれども、今日だけは仲間に会う為にここに存在しに来たよ、という宣言としての「But」なのかもしれません。
 
”Tonight 止まることなく刻み続けた秒針 巻き戻せたら”
 
もう、今回の設定を当てた瞬間、馴染みのこの歌詞が突然キラキラと輝き出したので、風磨くんは天才。むしろ今日のために書かれた歌詞なのかと思うくらい。
でもきっとそれは、風磨くんの中で以前からずっと温められていた気持ちが、確かに今年のステージにも、ストーリーにも反映されていることの証にも思えて。
 
”本当のあなたはどこ?”
”すぐ隣にいるのに こんなにも遠くて oh…why? もう触れられない?”

 

という歌詞と、ステージ中央の風磨くんから離れ出てはまた風磨くんの中に戻っていく人型の白い影を映し出すモニター映像との親和性も、ストーリーと見事に再融合するのが美しかった。
思えば今回の演出では、ステージ上の風磨くんと、映像の中の風磨くんが同時にそこに存在していて、所謂「客観視」的な視点で現実の風磨くんと非現実の風磨くんが交差するような演出・場面が目立っていた気も。
それがまさに”風 is I ?”という自己疑問を具現化しているのだろうな、と私は感じました。風磨くんは天才かよ。
 
 
『LOVE CHASE』
いや、格好良かった、これが大人になった風磨くん…!って改めて圧倒されるの、本当に美しい(号泣)
風磨くん大人になれたねぇ(号泣)マジ大人になれたねぇ(号泣)
(ここで中の人の語彙力は崩壊した)
 
 
『Tokyo Sinfonietta』
"It’s so beautiful 夢のような楽園 Just keep on dreaming 眠らない Brand new world”
 
の歌詞が、あぁ、これは風磨くんがみる1日限りの夢なんだきっと、と私の心を貫いた。そう、きっと今から始まる1日は、夢のような楽園なんだ。
 
“望むなら 掴めるから”
 
そう、これは、風磨くんが望んだ世界なんだ。(エモ〜〜〜!!!!!)
 
 
『fragile』

“花びらが風に吹かれ 命のように散っていく”

 

という冒頭の歌詞からもう、言葉は要らないよね?
 
“明日が見えなくても ただ唄うしかなくて”
 
“明日が見えなくても また歩き始めるから”
 
今回の設定が「1日限り」というものだったから、きっと風磨くん自身も「明日」だったり「未来」だったりというワードはとりわけ大切にしていたのは間違いないと思う。
というか、改めてTOKIO兄さんの楽曲は歌詞がエモい。そもそもエモい。長瀬智也とかいうおじさん、エモすぎないか?
ジャニーズ事務所にTOIKOというアーティストがいて、風磨くんがその楽曲をソロライブで選曲できるという最高の環境に感謝せざるを得ないよねもう…
 
 
『東京ドライブ』
きゃー!こどもーーっ!!今年もこどもがいるよーーっ!!♡♡
って感じで(中の人はこども贔屓です)、fragileとは打って変わった明るいチューンに乗せて、全力で本気でおふざけが入り始めて、あぁ風磨くんが楽しんでる、と思えるタイミング。とりあえず今年もこども使ってくれて本当にありがとう風磨くん。10年前の話を始めて、こどもの声からモノローグが始まった時点で「あ、今年もこども出るわ」という確信はあったけれど、いやぁ〜〜こども可愛い〜〜♡
こどもの最初の出番からライダースリーゼントでキメキメに茶目っ気全開出してくるあたり、ちゃんと「こども心」のままで大人になった風磨くんを暗喩しているようでもあった。こどもの存在異議を明確に持たせてくれる風磨くんの構成のしかたが大好きだし、ちゃんと意味があって風磨くんのソロライブの一員でいられるこどもたち、本当に幸せだと思う。
 
“君を迎えに行くよ ドライブはどうだい?”
 
は、この後の風磨と昔の仲間たちの再会を予感させるワクワクが詰まった言葉で(まぁとっくに冒頭からSixTONES全員出てるし紹介されてるけれども)、後半の海にドライブに行く流れとも綺麗に繋がってるの、本当にもう伏線の天才なのかな? 風磨くんは天才かな??
そして、実は
 
“多分僕ら信じた明日は この道の向こうだ”
 
“僕ら夢見てきた明日へ飛び出そう"
 
って、やっぱりこれも明日を唄う歌なんだよね、兄さん裏切らないぞ。
この曲のあとにジェシーのモノローグ→風磨からの電話、そして再会という流れなので、もしかしたらこの時点で風磨くんが唄う「明日」というのは、6人と一緒に過ごせる夢のような「今日」のことなのかもしれない、とも。そしたら、10年間見えなかった「明日」が現実のものとしてやってくる興奮と喜びが占めているのかな。
きっとそれは、「風磨がいなくなってから、ずっとなんとなく何かが抜け落ちてしまったような」日々を過ごしていた6人のほうにとっても「夢見てきた」1日になるのであろうことを予感して、またドキドキするよね!
 
ちなみにとんでもなく余談ですが、ジェシーが電話を取って椅子から立ち上がったタイミングで、急いで下手の小道具(ワイングラス、丸テーブル、椅子)を2往復して片付ける黒田くんがとんでもなく可愛い&忙しい!
彼、『東京ドライブ』終わり〜ジェシーが電話を取るまでの間にライダースからTシャツ半パン(膝が最高だったんだ…)に着替えて、ジェシーが電話している間に2往復で下段の小道具を袖に捌けさせて、『SHAKE』イントロにはもう下手上段から出てきて踊り始めるんだ、めちゃくちゃ忙しい! それでも出とちらないところが信頼感あつい! こどもたちの中では最高身長の最年少、中学2年生です!!
 
 
『SHAKE』
まずさぁ、ジェシーが電話を取って「え?後ろ?」って言ったら始まるイントロ、後ろから出てくる風磨くんと集まってくるみんなという流れが天才だろ? それで
 
“きょう会わない?ってキミの電話 ボクも今そう思っていた テレパシーみたいでウレしい”
 
っていう歌詞から始まる楽曲はズルいよズルすぎるよ〜〜〜!!! ウレしいよ~~~~!!!
こどももお兄も全員集合!で楽しすぎる幸せすぎるこれが全員揃うということ!!っていう最高の空間を演出しきっていて、やっぱり風磨くんは天才なんだよな!
こどもの頃の7人が揃ったときの一体感を、10年越しに大人のみんなが引き継げているようで、ここもちゃんと「こどもがいて初めて成立する演出」がここでも感じられて、これだからふまソロのこどもが私は大好きなんです。
ただ、昨年が衣装をちゃんと合わせて「誰が誰のこども時代役か」というのが一発で視認できるようになっていたのが、立ち位置とかでペアにはなっているけれど今年は明確ではなくて、だからこそ最後まで「誰が風磨くんなのか」っていう答えが出なかった。
昨年は川﨑くんがやっていた「風磨くん」が、誰だか分からなくなることでやっぱりここにも”風 is I ?”のメッセージが隠れている気がした。
 
(というか、川﨑くんついに風磨くん役卒業したよね……きっとまぁ裏で諸々の事情とか大人の都合とか1列目カースト変動とかあるんだけれど、風磨ソロに限っては川﨑くんが出ると「川﨑くん=風磨くん」の既存認識が無意識に働いてしまう可能性が高いから、観客の目に映るこどもたちのフラットさ、風磨くんの言葉を借りればプレーンさを担保するためにあえて今年は起用しなかった、という考え方は如何でしょうか。結果論に過ぎないけれど。)
 
 
『夢でいいから』
前曲の「楽しい!!」の雰囲気とは一転、一気に大人らしい雰囲気を纏う風磨くん。あ、やっぱりちゃんと大人だ、のターン。
この曲、前半はこどもも4人ステージに残って踊るのが、こどもらしさの余韻と、こどもから大人に成長する過程の美しさてあったり危うさにも繋がっているようで。たぶん単純に考えすぎなんだけれど、ここの選抜4人は今回のこども7人(中2/4人、中3/2人、高1/1人)のうち、年齢が若い中2の4人なのよ、そうなのよ…… 
こどもが一生懸命背伸びをして大人としてこの世に戻ってきたこの1日を満喫している(ようには実際は見えなかったけれど、黒田くんは大人っぽすぎるし織山くんはダンスがえっちすぎる)っていう設定上の概念が選抜に反映されている気がして、もう、天才性を勝手に受信しまくる次第でございます……
それが1番終わってこどももお兄も一旦捌けたタイミングで、大人としての自分がこなれたのかな、と感じたり。
 
 
『Tipsy Love』
これね〜〜〜可愛いよね! ほんっとに可愛かったし、大人になっても相変わらず一緒にいて何でもないような時間を共に過ごせる自然な雰囲気が堪らんかった! 綺麗なお姉さんもいいけれど、結局いつもの仲間だよね〜〜〜(ちなみに、お姉さんの顔が絶妙に見えないあのキャップの被り方も本当に絶妙だなと思った。何の話や。)
ただし、中の人は英語が壊滅的に出来ないのて歌詞から云々が全く言えません。笑えない〜〜でもおそらく観客の多くは英語ネイティヴではないと想定しているはずだし、ここは歌詞の意味や内容よりは空間全体や雰囲気を優先しているのでは?(英語が出来ない人の言い訳みたいだ)
 
 
『My life』
新曲、タイトルがSTAGE特典CDとしてフライング発表された段階では「ついに人生観とか語り始めちゃうのかな……」という印象でしたが、なんか歌詞がいちいち単純にえっちだったので逆にたまげた。どさくさで脱がせてんじゃねーかオイオイ。バカップルかよオイオイ。風磨くん最近えっちな気分とかなのかな?というたいそう失礼な感想を抱いた次第ですが、曲調とダンスがどストライクだったので結局風磨くんのソロ曲が大好きです。大人になったね……(設定ではなく現実として)
あと、この曲踊る松村北斗さんドえっちだったからみんなに見て欲しい。出来れば少クラでやって欲しい。まぁやるだろ!楽しみです。
 
 
『月の幻』
歌詞、めっちゃ、風磨くんそのものすぎて、なんというか、まずは唄ってくれてありがとう……
この曲は、風磨くんと風磨くんの対峙の時間だったように思える。きっとそこには風磨くんにしか分からない色々な想いがあって、彼自身が決して一言で片付けられるような一本道の人間じゃないことを示してくれているような。
 
“もしも僕らがあの時に 出会わなければ君は今頃 他の誰かとキスをして 抱き合うのだろう”
 
このステージの世界観そのものが壮大な「if」であって、「もしも」の積み重ねで出来上がった奇跡のような時間であること。
そして、風磨くんを、或いは他の出演者を、私たちが好きになっていなければ客席のひとりひとりが今、この空間に居るという出来事も起こらなかったかもしれなくて。そうすれば、ほんの少しだけれど、その空間は今とは違ったものになっていたはずで。
風磨くんを含め、ステージに立つ人間がしばしば口にする「ここにいるお客さんも含めて○○です」のスピリットも、きっとそこには流れているんじゃないかな、と。そう、数多の「if」を乗り越えて、私たちが今この時間を空間を共にしていることそれ自体が奇跡なんだよね。風磨くんがこのライブを通じて、10年越しに生き返って、伝えたかったことのひと欠片がこの歌詞に込められているような気がします。
 
 
『愛ing』
完全に味をしめたな!?としか言いようが無い(笑)
こういう、気に入ったことは何回でもリピートしちゃうとこ、好きよ。今年も最高のガールズユニットでした♡ 京本さんの脚、細すぎ。いや、細すぎ。あと松村北斗さんの二の腕が筋肉質。惚れるぜしかし!
 
 
初日にこのイントロがかかってこどもたちがお兄にローラーを持ってきた瞬間の率直な感想「最近のジャニーズ事務所、どんだけローラー流行ってるんですか!!?!?!!?!??!?!」
まさか風磨くんがここでローラーを使ってくるとは本当に思わなくて、本気かよ……という気持ちでした。本気で普通に滑れない人たちだった。危なっかしくて、全力で、冷や冷やした。好きな人がステージで危なっかしくローラー滑ってるところを見守るのは、最早私の宿命なのでしょうか…(HiHi Jetの髙橋優斗くんをよろしくお願いいたします!!!!!!!!!!!)
あと、よぼよぼのお兄たちを尻目に颯爽とローラーでステージを駆け抜ける安嶋くん可愛すぎた。ね。あじまだよ! 今回、ローラーするためにあじ呼ばれたのかな。公演期間中にいっぱいお兄たちにいじってもらって、あじまだよ!を連呼してたからお名前も覚えてもらいやすくて、私嬉しいです! 見せ場ありがとう!こどもの勝利!!
 
 
『SUMMARY』
今年はこども脱がなかったなーーーーーーーーーー(そこ)
昨年、マジでこどもを脱がせたのは天才中の天才だったので、やっぱり夏のTDCにはSUMMARYがなくっちゃね(号泣) 今年もSUMMARY踊るこどもを見られて嬉しかったです……
 
 
《コント》
はい、こどもの先輩かみさま、天才。天才Geneus。
夜公演しか入らなかったらマジでファミリーコントにしか当たれなかったので、風磨くんそこんとこだけは考慮していただけたら嬉しかったです。(そこ?)
 
 
『太陽の世界』
好きーーーーーーーっ!!!!!!!今年はこれかーーーーーーーっ!!!!!!!!!!
テンションぶち上げかつファンサ曲としても秀逸ながら、
 
”切なさも優しさも全部胸にあるから 知らず知らずに積み重ねた時を彩る”
 
”動き出した時間の片隅に 探し当てた夢の欠片と 情熱の中にある今を信じて”
 
“上昇気流ハートで真実をつかまえて 強くなれる 離したくない瞬間だけ 焼き付ける様に”
 
とまぁ、コント挟んだ中盤戦に至って「明日」はいつの間にか「今」になり「瞬間」となってたたみ掛けてくるこの感じ! 確実に時間は過ぎ去っている切なさをふと思い出させてくるようなフレーズを、明るいファンサ曲に忍ばせてくるところがホントにくい。今この瞬間を全力で楽しむしかないっていう気概が見える。これはむしろ脅迫されてるレベル。歌詞よく読んじゃうと途端にエモみが370%増し。ずるい。
 
 
『Hello』
もう何も言えない。風磨くんの曲ってば、全部が風磨くんの世界なんだ。
 
“今日が誰より素晴らしく思える 何もかも上手くいく Lucky Daaaaay !”
 
”昨日とは見違えた世界 Hey! Hello, Everybody !”
 
“君に会える それだけでこんなにも輝いて 「Hello」”
 
この眩さに出会うために、私たちは出会ったし、今ここにこうしている、そういうことを教えてくれる。(控えめに言っても完全に限界ヲタク)
(ただし、このとき中の人は一心不乱にこどもを見ていました)
 
 
《MC》
今回のMCというかゲームコーナーはエンターテインメント性が凄まじかった。風磨くんが楽しくて、ストも楽しくて、客も楽しくて、渉ちゃんに「可愛い〜〜♡」って声揃えて言えて、みんなで楽しめて、こういう「みんな」感を演出するの風磨くん本当に上手いよな。感心しかしない。渉ちゃんはいつまで可愛いでいてくれるのかな〜〜♡ お兄ちゃんたち完全にメロメロだっだね〜〜〜♡♡
 
 
『First Love』
いや、マジか。
そう来たか。
そういうことするか。
3年目にして、そこ突いてくるか。
 
試みとしても新鮮で、選曲としても新鮮で、風磨くんの「いつでも前に進んで、新しい景色をみたい」みたいな性格が反映されているようで。
そんな新しさとは裏腹に、曲自体はしっとり聴かせてくるバラードで、菊池風磨という人間のポテンシャルの高さが滲み出てた。スローテンポのバラードって人を惹き付けるのが一番難しいんだよ……
 
“明日の今頃には あなたはどこにいるんだろう 誰を思ってるんだろう”
 
“立ち止まる時間が動き出そうとしてる 忘れたくないことばかり”
 
そして少しずつ、確かに、目に見える形で、物語は「明日」の気配を見せ始める。
 
 
SixTONESコーナー』
Jr.内ユニットをバックにつける以上は、おそらく絶対に中盤で作らなくてはいけない時間で。それを風磨くんがひとりで、ジャニーズの外側の楽曲を唄ったあとに持ってくるのも流れとして美しいなと思ったり。「明日」を迎えられない今日限りの時間を惜しむようにひとりステージに立つ風磨くんの先ほどまでの姿と対比するように、「明日」も現実を生きるこちら側の住人としてのSixTONESの存在設定をふと思い出せるように作られてるのかもしれないなと。いや、普通にストの時間だったたけなんだけれど。
私はストのオリジナル曲どれもけっこう好きです。IN THE STORMでも良かったな〜 あとこどもが最高に可愛い! ここのお衣装も好きだった〜!このコーナーのために裏で衣装チェンジするこどもたち尊い〜!!(いきなりアホみたいなことしか言わなくなるヲタク)
 
 
『rouge』
今回の私は、ことrougeに関してはマジで笑うことしか出来なかったので、他のもっと真面目なファンの皆さまの感想を探していただくほうが幸福だと思います。あの謎の装置何?
あと、初日は特に肩が出ていて風磨くんどちゃくそえっちだった。えっちです。最近のrougeは過剰にアクロバティックなえっちを求めすぎて迷走していないか? 初心にかえろう……
 
 
『…more』
“笑い合う度に思う「時よ止まれ」 不意に見せるその顔が時を止めた”
 
“もしも明日が来ないなら ゆっくり ゆっくりあなたと共にいたい”
 
やっぱり風磨くんのソロの中でも、この曲の歌詞が私はいっとう好きです。
このタイミングで風磨くんは「もしも」を語るけれど、それでも「明日」はやってくる。だんだん切なさと別れの気配が首をもたげてくる。こどもとお兄が出てきては踊って消えていって、何となく10年前と現在の時間軸が曖昧に溶け合っているような気持ちにもなって。
そして、ここで踊るこどもたちがいちいち大人っぽいんだ。もうめちゃくちゃに、君たちいつどこでそんな色気覚えてきたの!?ってくらいに綺麗で。7人とも表現力の鬼だった、この7人が選抜のステージを見られて本当に良かった……
 
この曲終わりで、こどもたちがドライブの計画についてわちゃわちゃ話し合う回想のシーンが入る。実は、ここが今回のストーリーで唯一のこどもを使った回想のシーン。やっぱり誰が誰役なのかは判然としない(ただしモノローグの内容と照らして、おそらくここでは織山くんが風磨くんの役割を担っていると思います)。単純に「7人でいると何でも楽しかった」という思い出が浮かび上がってくるようで、昨年とは明らかに「回想」の使い方も変えてきているのが興味深かった。全てを現在からの視点で語り、昨年は役柄が決まっていて台詞もあった回想シーンはサイレントで繰り広げられる。この辺りも、過去をあくまで「戻れないもの」として強調するようで、細かい演出こだわって考え抜いてる感じがした。
しかしまた余談ですが、10年後にこの子たちのうち何人がまだステージで踊っていて、今日を楽しかった思い出としてカウントしてくれるのだろうな……などとこどものリアル未来に思いを馳せてしまうあたり、私も老けたしこどもは我が子のように可愛いです。こどもの未来に幸あれ。
 
 
『Over flow』
ヒィーーーーーー計画実行かよーーーーーーー!!!!!!!
海でのひとコマが昨年以上にドラマティックに、というか壮大なストーリーの一部として、劇中劇として作用するの、流石にこれ考えた人あまりに天才すぎて嫉妬するからやめてくれ!!!???!? これ考えた人誰よ!??!??!? 風磨くんだーーーーーーーー!!!!!!!!
 
"風はそっと優しく伝わって 君が微笑むよ"
 
歌詞の中って、「風」が結構出てくることに気付いた。風磨くんは、生まれながらにしてそこかしこにいるんだな。もはやパパまろママまろのセンスが良いのかもしれない。菊池家ありがとう(????)
 
 
『My Lovin’ Season』
毎年この曲が来ると、ああ夏も終盤だな……という気持ちでいっぱいになるけれど、今年は映像も相俟って本当にもうすぐこの時間は終わってしまうんだな………………という切なさをけしかけてきた。三点リーダー何個あっても足らん。マイラビに曲が切り替わった瞬間から、映像がセピアになるだけでもう心が切なくなる。
 
"また来年集いたい なんて毎年ながらも切なく響く ただ今はこのまま暫く 儚く舞う花びらの如く…"
 
それと、ヒグラシの鳴き声。
 
"思い出にはしたくない My  Lovin' Season"
 
 
『It’s going down』
マイラビ終わりで完全に時間は黄昏、そっと消える映像と、ついに明言されるタイムリミット。でも「もう少しだけ時間をくれ、あいつらに伝えたいことがある」「それが何なのかは、まだ自分にも分からないけれど」言葉にならない風磨くんの想いが、ラストスパートに向けて走り出す曲。もう1度勢いをつけて、切れかかったエンジンを無理くり回して乱暴にアクセルを踏むような1曲だった。
 
“Time's up. It's going down! 夜が明けその夢醒めて一人の日々も”
 
"そこから本当のstart 合図は the melody"
 
そう、夢のような時間の終わりはすぐそこまで迫ってきている。だからこそ、この今を見届けなくてはいけない、という気持ちにさせてくれるフレーズになってる。見事かよ、いや天才にも程がある……
 
"夢にならぬよう 綴る melody"
 
夢のようであって、「今」は決して夢ではないから。風磨くんが音と言葉に乗せて、伝えたい「何か」を一緒に探そう。
 
 
『T.A.B.O.O.』
えーーーーーーここでこれ!?マ!?!?と思いつつ、空間のボルテージは既に最高潮! とにかくエネルギッシュで楽しい~~!!風磨くんは最高~~~!!! ……でも、今日の1日は本当に「あるべき」1日だったんだろうか?
 

"So それが Taboo"

 
 「1日だけ、後悔を払拭するために、戻ってこられる」そんな設定自体が実はとんでもない「禁忌」なんじゃないのか? とか考え始めてしまう時点でもう私の思考回路がおかしいのでここは楽しんだもん勝ち!!!! 
 
 
『リリック』
冒頭のバンドが復活、ここで再びバンド形式に。普通にTOKIO兄さんの歌っていうこともあるけれど、「バンド」という伝え方自体がもう「ひとりじゃ出来ないこと」の集大成だから、そんな形で風磨くんが何かを伝えようとしてくれることが嬉しい。きっと風磨くんはただ「バンドかっけー!」と思ってストちぁんズに楽器を持たせているわけが無くて、そこにはひとつの「共同作業」みたいな、「みんなで作るステージ」みたいなビジュアル面での説得力を期待しているんじゃないかと思っています。まぁそうするときょもジェシどうすんねんみたいなツッコミ入ると思うので、これはあくまで個人of個人の感想。
 
"言葉だけじゃ伝わんないから唄うよ"
 
という冒頭の一節に、風磨くんの風磨くんらしさと、今この曲を歌う理由の全てが詰まっている、と本当に思いました。
言葉だけじゃ伝わんないその想い、それでも伝えたいその想いを、風磨くんの姿と、声と、表情と、全部で受け止めたいよ。
 
 
『喜びの歌』
"生きてる ただそれだけで君と走って行こう 消えそうなKissで温めて 今日はここで眠る"
 
ここの歌詞に来た瞬間、あぁ~~~~風磨くんの今日が~~~~~~~終わってしまう~~~~~~~(;;)(;;)(;;)(;;)っていう謎のヤバいテンションになった。そう、風磨くんは「今日」を生きてるけれど、眠ってしまったらもうこの風磨くんは戻ってこない、それをあの空間にいる全員が知っていて、それで今、ラストスパートの今、そんなこと言ってくれるの~~~(;;)(;;)(;;)(;;)(;;)
 
"本当の声 目に見えない美しさを抱いて 泣きそうなときは思い出して ちゃんと俺がいるから"
 
あぁ~~~~~~やっぱりいなくなっちゃうじゃん風磨くん~~~~~~~(;;)(;;)(;;)(;;)(;;)
目に見えなくても、風磨くんは、ずっとそこにいて、絶対に消えたりなんかしない。そういう確信(という名の幻想)を今、風磨くんがくれました。
 
"ずっとそばにいるから”
 
うわぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
『20 -Tw/Nty-』
ここでバンドは終わり、必死に熱くなって一緒に遊んでいたお兄たちはみんなステージからいなくなってしまって、代わりにまたこどもたちが風磨くんの後ろで踊る。しんと静まり返った、風磨くんの、こどもと、大人の、あいだの時間。
いや~~ここのこどもたち本当に大人っぽくて素敵だった。1日の始まりは「大人ぶるポーズ」を意識的に出したおふざけ大人だったこどもたちが、中盤はグアムの空港みたいな夏っぽいお衣装だったりカラフルお衣装だったこどもたちが、『…more』と『20 -Tw/nTy-』ではモノクロのベストやスーツに身を包む様よ。やっぱり今回のステージにおけるこどもたちは、全員が風磨くんの内側にある「過去」であり「幼さ」であり、なおかつ風磨くんの外側にある「未来あるもの」であって「これからの大人」のように感じて。
今までとこれから、という大きなテーマで風磨くんが節目に作った曲を、まだ20歳を迎えていないこどもたちに囲まれて歌い上げる様は、またこれまでのこの曲の魅せ方とは少し違った趣きで、美しく儚かった。
 
 
『素晴らしき世界』
20終わり、こどもたちがスッと風磨くんがひとりで客席に向かって最後の挨拶。ゆったりと訪れる、限りある、共にいられる時間の終わり。
「後悔、してない?」って何回も客に確認してくる風磨くんが本当に印象的で。風磨くん自身は「自分はあんまり後悔はしないタイプ」って言うけれど、やっぱり自分の内側にあるものが表現として滲み出て来る以上、風磨くんの内側にはとてつもなく大きな「後悔」が、何かあるんじゃないだろうかと私なぞは邪推してしまう。
風磨くんが、この夏を、後悔無く過ごせたと思えていますように。
 
“友を信じる優しい声が 遠く遠く君の元に届きますよう”
 
これは、風磨くんの側にいる全ての仲間たちに向けた餞の言葉。
 
“いつの日か僕のそばに君がいる そんな時を待ちわびて目を閉じる 明日に祝福を!”
 
これは、この物語を終わらせるために「目を閉じる」風磨くん自身のメタファー。
 
“僕らは泣いて笑って それでも明日を夢見てしまう これからが素晴らしき世界”
 
これは、風磨くんと共に「今日」を過ごした全ての人の、それぞれの「明日」を願う言葉。
風磨くんを含めて、あの場所にいた全員の。
 
これからが、素晴らしき世界。
 
 
最後の最後に「今日の記憶を消してほしい」なんて、風磨くんは言うけれど、忘れられるわけがない。
こんなに美しく、楽しくて、終わって欲しくないと願い続けた、それでも終わってしまった、短いこのひとときのことを。
 
 
《風 is I ?》
(風磨くんは、どこにいても、何をしていても、絶対に風磨くんだよ!)
 
 
 
 
 
 
アンコール『Party up!』
からの~~~~~~風磨コールで風磨くん還ってきちゃう~~~~~~!!!!!!! やっぱりもう少しみんなで遊びた~~~い!!!!!!!(実際の私はこのようなテンションを会場で出しませんので悪しからず)
(それでも、今年の勝利ソロを経験して「アンコールはやらない」という選択肢が実在することを知ってしまったので、ここでちゃんと還ってきてくれる風磨くんは遊びたがりで間違いないことが分かりました!)(そして、もしも風磨くんがアンコールを無しにするとしたら、それはどんな時なんだろうとも思いました。それは風磨くんにしか分からないことだね。)
 
そういえば、一昨年の最初のソロライブはこの曲から始まったよね……待ってたよパリラッ!!! あの頃を懐かしみつつ、あの頃とは何もかもが違って、でも変わらなくて、初心忘るべからず。始まりの終わり、終わりの始まり、そしてここからまた新たに風磨くんのストーリーがきっと続いていく、と予感させるような。
そんで途中からこどもたちがドカドカやって来てお兄を押し退ける! 前列でガッシガシ踊る!! 最高にかっこいいこどもたち!! こどもの時代が来るぞ〜!!
アンコールのこどもたち、お衣装も黒レザーに黒パンツで大人っぽくキメてて、色違いのバンダナがヤンチャで可愛くて、本当にこどもにしか出せないズルっちい魅力が詰まりすぎてて泣いた…… それでクールかつシャカリキにParty up!踊ってくれるんだからもうこどもの圧倒的成長に全保護者が泣いた……風磨くんありがとう、この曲でこどもをメインで踊らせてくれたのほんと天才……(帝劇でもこれやったんですってね、見たかった)
 
 
『HEY WHAT’S UP』
『oh! yeah』
……最後の最後でこどもに夢中すぎて何も言えることがありません!!!!(詰めの甘すぎるヲタク)(だからダメなんだよな)
oh! yeahはこの3年で完全に夏の風磨くんの代名詞になったね、今年もちゃんとセレクトしてくれて大変嬉しかったです。風磨くんは裏切らない。しかし今年はタオル回さなかったね!
 
”ダサくてもいいから思い出全部笑顔で埋めて”
 
”後悔しないでいこう 恥捨ててこう”
 
”夢のような今を”
 
 
 
 
《8/8夜 Wアンコール 『My Life』》
毎年恒例の、ダブルアンコでSexy Zoneに戻る設定の風磨くんが!!ない!!!!とだいぶ衝撃を受けた。これは。どうしたことか。
2015年も、2016年も、風磨くんは「Sexy Zoneという立場から離れて」ソロライブをやっているんだな、そして最後の最後でSexy Zoneの曲を全セトリ合わせて初めて使って、そしてまたSexy Zoneの風磨くんへと戻っていくんだな、と感じてた。そして、今年もきっとその流れを作ってくれると期待してたところがありました。
でも、今年の設定を思い返してみると、そもそも風磨くんの初期状態は「死」。すなわち、この空間自体が非日常であると同時に、非現実で。こう言うと無遠慮で誤解を招きそうな言い方になってしまうけれど、「死んでいる=Sexy Zoneでいる」状態が彼のノーマルなわけであって、物語の幕引きの時点で自然とノーマルな状態が復活しているので、今年は「あえてSexy Zoneに戻るタイミング」など不必要だったんじゃないだろうかと思ったり。逆に言えば、「1度死んで蘇る」くらいの気持ちを持たないと、彼がSexy Zoneから離れること自体が成立しなくなってしまっているようでもあり。なんというか、この公演全体が持つ「今までとは圧倒的に何かが異なっている感じ」が1番如実にあらわれたのが、このダブルアンコールだったように私は感じた。彼とSexy Zoneの関係が、彼とJr.の仲間たちとの関係が、それらへの認識と価値観が、確かに今までとまた少し変化した。そう、とにかくSexy Zoneなんだよね、風磨くんは。
 
Sexy Zoneとして過ごしてきたこれまでと、Sexy Zoneとして過ごしていくだろうこれから。その先の「未来」を信じつつ、もう少しだけ、あと少しだけこの非現実に留まるための、切なく煌めいた1曲でした……
とか言いますけれど、中の人はこどもたちがダブルアンコに、『My Life』に出てきてくれたことに感激していて99%はそっちのこと考えてた。ここでの発言は全てその場の瞬間的な直感と結果論です。
 
 
私たち客が風磨くんたちと過ごせる時間と、風磨くんがソロで自分の世界の中で過ごせる時間と、さらには昔からの仲間、普段は違うステージで頑張っている仲間と過ごせる時間、様々な思いを孕んでいる同一の「ひととき」を、はじめから期限付きで提示することによって、それが有限であり、繰り返せないやり直せないものであることを明らかにしていて、風磨くんはステージを通して私たちに語りかける能力がズバ抜けて凄まじい凄まじすぎて鳥肌レベル。
風磨くんが私たちに見せたいものと、私たちの見たいものが、奇跡みたいに重なり合って、それは絶対に風磨くんにしか見せられない景色で。改めて、一生をかけてこの人に付いていきたい、この人の見せてくれる景色を一生信じていきたい、と心に決め直しました。これからもずっと、風磨くんの「客」でいさせてください。ずっとステージに立ち続けてください。
 
最高に好き。好き!

*1:これ更新しようと思ってン年ぶりにはてブ開いたら、風 is a doll ? の感想書きかけの下書き残っててわろた。3年目の正直。

*2:私の推しは、元木湧くんです。ゆうくんじゃなくて、わくくんです。